コロナウイルスに感染するのはこんな時!アルコール消毒は本当に有効?

新型コロナウイルスの感染が拡大し、様々な予防法による情報が出回っています。

現在判明している確実な予防法をご紹介したいと思います。

知らないうちに感染!?

飛沫感染はご存知の通り、感染者からのくしゃみや咳などから出たウイルスを吸い込むことによって感染します。

知っているようで詳しく知らない人が多いのが、接触感染。

・ドアノブ

・階段の手すり

・椅子のひじ掛け

・照明のスイッチ

・電車やバスの手すりやつり革

・エレベーターのボタン

など様々な場所に付着し、しばらくの間感染力を保っているようです。

そうしたものに触れた手で目や鼻の粘膜に触れると、そこから感染します。

モノを介して感染するのがコロナウイルスの特徴

千里金蘭大学・白木教授によると・・・

「コロナウイルスは、多くはモノを介してうつる。例えば人が触ったドアノブとか、冷蔵庫の取っ手を介してうつる。モノを介してうつる経路というのは、コロナウイルスの特徴でもある。」

「咳やくしゃみによる飛沫感染と、モノを介する接触感染が考えられることをふまえ、部屋を定期的に換気することや、アルコール消毒が効果的だとしている。」

「アルコールはコロナウイルスにとって非常に強力に効きます。石鹸をつけてもなかなか手のシワの中まで洗い流すのは難しいが、アルコールは速くシワの中まで除菌できる。短時間で菌を殺したいならアルコールがおすすめ。」

同じアルコールでも「メタノール」はだめ!

コロナウイルス予防の消毒には、濃度80%程度のエタノールが効果的です。

マスクと同様アルコールが主成分の消毒ジェルなどが入手しにくい状態が続いていますが、そんなときでも「無水エタノール」が入手できれば80%程度(エタノール4に対して水1)に薄めて消毒用に使うことができます。

手だけでなくドアノブや冷蔵庫の取っ手などにも使いましょう。

ですが、同じアルコールでも「メタノール」は誤飲した場合に死亡することがあるほど危険なものです。

刺激性がとても大きい化学物質として規定されている「劇物」に該当するため、消毒には使えません。

燃料用として販売されているアルコールも主成分はメタノールなので使用しないようにしてください。

まとめ

コロナウイルスの情報として予防法をまとめました。

よくお酒の好きな人は、「お酒を飲んでアルコール消毒」と言っているのをよく耳にします。

お酒を飲む口実にはなりますが、ウイルス感染を防ぐことは全くできません。

しかも、アルコールが体内の抗ウイルス免疫応答を損なうという研究結果も出ているようです。

過度の飲酒は睡眠の質も下げますので、結果として自身の免疫力を下げてしまい感染しやすい体になってしまいますので、飲酒をする際には程々にしてくださいね。