
近年の傾向では、新しい住宅を建てるより既存の家をリフォームしながら住み続けるという流れになっています。その証拠が、国や自治体が推進している「助成金や補助金を活用して外壁塗装やリフォームをする」ということです。
私達としては、返さなくても良いお金を支給してくれるのなら活用しなければ損ですよね。自治体によって助成金を実施していない地域もありますが、もし対象地域なら見逃せない情報です!
あなたの自治体が対象地域なのか、こちらの記事に記載されている「外壁塗装の助成金を受けられる自治体一覧」からチェックしてから次に進むようにしましょう♪
外壁塗装リフォームの助成金を受け取るための条件と対象工事
外壁塗装やリフォームにおける助成金や補助金は、受けるための条件があります。各自治体によって内容は異なりますので必ず確認が必要です。
今回は、東京都葛飾区の助成金詳細についてご紹介します。あくまでも例として参考にしてください♪
外壁塗装リフォームの補助金を受ける基本的な条件
東京都葛飾区の「かつしかエコ助成金」では、外壁塗装のみならず屋根の塗装や断熱改修、太陽光発電システムの設置、LED照明や電気自動車の購入まで助成対象となります。
葛飾区で外壁塗装の助成金を利用できる基本的な条件は以下の通りです。
1 | 東京都葛飾区内に居住、又は居住する予定の住宅 |
3 | 区で実施している他の助成金を受けていないこと |
4 | 住宅の販売又は譲渡を目的としていない |
5 | 太陽光発電システムの場合は、申込者が電灯契約を結ぶこと |
6 | 助成金交付後に代金返還を受けないこと |
7 | 築1年以上を経過した建物が対象 |
外壁塗装リフォームの補助金を受ける申請者に対する条件
基本的な条件プラス、申請者に対しても条件があります。必ずチェックしておきましょう。
1 | 東京都葛飾区民であること |
2 | 令和2年度の特別区民税・都民税を滞納していない |
3 | 賃貸住宅の場合は、住宅の所有者からの同意を得ていること |
4 | 対象機器を購入する場合は個人の方で原則として世帯主 |
外壁塗装リフォームの補助金を受けることができる対象工事
外壁塗装やリフォーム、すべての工事に助成金が対象になるわけではありません。しかし、葛飾区の助成金対象の種類は以下のように、電気自動車購入など非常に多いため魅力的ですね♪
また、条件をクリアした塗料を自分で購入して、自ら施工したとしても助成の対象となります!
1 | 日照反射率50%以上又は同等以上の塗料を使った外壁・屋根・屋上の塗装 |
2 | 断熱改修(外壁、屋根、屋上、天井、床、窓) |
3 | LED照明機器 ※ランプのみの交換は不可 |
4 | 太陽光発電システム |
5 | エネファーム(家庭用燃料電池) |
6 | 蓄電池 |
7 | ホームエネルギーマネジメントシステム |
8 | 電気自動車、プラグインハイブリッド自動車、燃料電池自動車、電動バイク購入 |
9 | ゼロエネルギーハウス(ZEH) |
外壁塗装リフォームの助成金を受ける流れや申請方法
外壁塗装の助成金を受け取るための申請方法や流れは以下の通りです。
①業者から見積書をもらう
申請に必要な項目を記載した見積書をもらいましょう。この段階で業者に「助成金を活用する」ということを伝えておき、使用する塗料など具体的に書いてもらうと効率よく進みます。
②自治体に申請する
提出物は各自治体により異なりますので、ホームページから確認しておきましょう。自治体によっては住宅の見取り図や平面図も必要になる場合があります。
③申請が受理される
申請が受理されると「交付確定通知書」が家に届きます。これは助成金を受け取ることができるという証拠です。通知が届くのが3日~1ヶ月と自治体により期間が異なります。
④業者と契約し工事開始
工事が始まる前に「工事前・工事中・完了後」の写真を撮っておきましょう。必要なケースが多いからです。
また、見積もりにはない追加工事が決まったら自治体にも連絡をしましょう。これをしないと助成金を受け取れなくなってしまう場合があるため注意が必要です。
⑤工事完了報告書を提出
工事が完了したら報告書を自治体に提出しましょう。提出期限を設けている自治体が多く、遅くても2ヶ月以内には提出しなければいけない地域がほとんどです。忘れないように気を付けてくださいね。
⑥助成金が振り込まれる
提出した後、3週間前後で指定の銀行口座に助成金が振り込まれます。
まとめ
外壁塗装を行う際に助成金を活用すると、省エネルギー化の支援分類のため、遮熱や断熱塗料を使用しなければいけません。
遮熱や断熱塗料は、一般的な塗料と比べると金額は高くはなりますが、耐用年数が2倍に伸びます。つまり、助成金を活用すれば一般的な塗料と同じ値段で機能性の高い塗料が使用できるというわけです。
地域によれば、最大50万円助成金額が出る場合もありますので、ありがたい制度だと言えますね!